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山口の地に学ぶ 〜若者からのメッセージ〜

 投稿者:清見久夫  投稿日:2009年 7月12日(日)22時20分34秒
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  7月9、10日、山口市で開催された第34回部落解放・人権西日本夏期講座に参加しました。昨年、中山ふれあいセンターでの部落解放文化祭で講演していただいた川口泰司さんが地元山口県での開催を熱望して実現したことを聞いています。彼からは山口県の部落解放運動を取り巻く環境の厳しさを伝えられ、それがゆえの実現への願いであることを聞かされていましたので、彼の努力への共感を持っての参加でした。
講座には、ふたつの大きな幹がありました。ひとつの幹は、第1講のジャーナリストの斉藤貴男さんによる講座「格差拡大社会がもたらすもの〜人権の視点から考える〜」、そして最終講の、近畿大学教授の北口末広さんの講座「差別をなくす社会システムのあり方」であり、格差や差別を再生産する社会の現状が提起され、格差を是正し差別をなくすための社会システム構築の必要性を学習しました。もうひとつの幹は、このふたつの講義にはさまれた形での、「私と部落問題との向き合い」を見つめる講座でした。第2講、猿まわし師の村崎太郎さんの「猿まわしの復活にかけた想い」、第3講、パネルディスカション「部落問題は、いま 〜若者からのメッセージ〜」がありました。村崎太郎さんの登場はいわば夏期講座の話題の中心。最近、本を出版され、その中でご自身が部落出身であること、部落問題と向き合う気持ちを語っていますが、こうして聴衆を前にして「気持ちを語る」のは初めてのこととか。彼のように全国的な著名人である方ご自身が部落問題との向き合いを語る場に出合うことに不慣れな私は、いくばくかの驚きをもってお話を聴きました。村崎さんと彼のおつれあいが語ってくれた部落問題への気持ちは、パネルディスカッションでの若いパネリストたちの「自分の立場を語ること」、「カムアウトする」というテーマとして、更に深められていきました。川口泰司さんが31才、パネリストたちは26才、29才、34才、彼等は解放運動の若い担い手であり、優れた研究者でもあります。
彼等は、自身が、そして周囲・地域の仲間たちが部落問題との出合いの中で体験した葛藤を振り返り語ってくれました。それぞれの「立場を伝えること」「子ども伝えること」「カムアウトできる条件とは」等々を課題として、話しが深められました。
その中で、印象に残った言葉をご紹介します。
「青年たちが部落出身であることを肯定的に捉えるには、部落外の友人と部落問題を語り合う機会を多く持つこと・・・・」。
若いパネリストたちの言葉をわが家の娘たちの高校、大学時代の姿と重ねていました。こうでなければいけないとか、どれが正しいのではなく、それぞれの生き方を大切にしてほしい。
 
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